カバサノート(ブログ)
この時期の子どもは、「目に見えるもの」や「実際に触れられること」について論理的に考えられるようになるのが特徴的です。
たとえば、
○水の入ったコップを別の容器に入れても、水の量は変わらない(これを、保存の概念といいます)と理解できる
○物事を順番に並べたり、分類したりできる
○他の人の立場になって考えることが少しずつできるようなる
などです。
でもまだ「抽象的なこと(たとえば正義・愛・未来など)」は頭の中だけでは考えにくい年齢です。
なので、「目に見える」「実際にやってみる」体験が大切です。
また近年では価値観が多様化してきていて、正義や愛や未来、相手の立場というものもことなります。
(たとえば「〇〇をしたら相手はどう思うか?」という質問は現代ではとても難しくなってきていると思います。)
この時期での教育や心の支援では、様々な人がいる、という体験をさせてあげることが重要になってくるでしょう。
2025年 11月5日
2〜7歳くらいになると、言葉を使い始め、シンボル(象徴)を使って考えることができるようになってきます。
ただ、まだこの頃には、他の人も自分が見えているものと同じように見えていると思ってしまいます。
これを難しい言葉で「自己中心性」といいます。
なので、この頃にはごっこ遊びがおすすめです。
例えばお人形遊びなどをしながら、他者の気持ちがわかるようなやりとりをしながらコミュニケーションを取るといいでしょう。
おままごとや、お医者さんごっこなどが特におすすめです。
短時間でもいいので、お休みの日などにぜひ一緒にやってあげてみて下さい。
2025年 10月27日
今回は、遊びの重要性、中でも0~2歳期の遊びの重要性についてお伝えしたいと思います。
0~2歳期というのは、脳の発達、身体の発達、愛着形成と安心感、言葉とコミュニケーションの芽生え、自己表現と想像力の芽生え、という、人生において最も重要な時期といっても過言ではありません。
遊びといっても、高価な知育おもちゃを買った
り、“子どもの発達に有効”というようなYouTubeを見せることが必要という意味ではありません。本当に身近な物事でできます。
インターネットで検索すればいろいろと出てきますので、それを参考にしていただいても構いませんが、私が一番おススメしたいのは、「いっぽんばしこちょちょ」 です。
物は何も必要ありません。
「いっぽんばし こちょこちょ たたいて つねってかいだんのぼって こちょこちょこちょ〜!!」
という、あれです。
そして、同じ遊びでいいので、“くりかえし同じことをする、ということが最も大事です。
ぜひ試してみて下さい。
2025年09月18日
ラジオが始まります!
『ココロのラジオ』と題して、月1回、fmさくだいらでの放送です。
fmさくだいらのアプリは無料でダウンロードできます。
初回は9月15日 (月) (敬老の日で祝日)、放送時間は夕方5時半から10分の番組です。
子育てに関する身近なお悩みにお答えしています。
ぜひお聴き下さい!
また、メッセージもお待ちしています!!
2025年09月12日
先日本屋さんに行きました。
そこで私は驚きました。。
お店に入ってすぐの売り出し中の本が置かれるコーナ一に、『幸せになれる○つの法則』とか、『悩みから解放される魔法の言葉○選』というような題名の本が山積みになってずらりと並んでいたからです。
それだけ、たくさんの人がそのようなことに興味があるということなのでしょう。
ただ、私には一つだけ言えることがあります。
(こう言ってしまうと私も同じことをしているようで。 すが)
人生は、そんなに簡単ではありません。
そして人は皆それぞれ違います。
私は心理学者で臨床心理士・公認心理師ですが、私だって、幸せになりたい、悩みから解放されたいと思って生活しています。それでもなかなかうまくいきません。
それどころか、小さなことでイライラしたり、怒ったり、クヨクヨ悩んだり、不安になったり、落ち込んだり、泣いたり、笑ったり、、、あれこれして過ごしています。
人生をお手軽に済ませようとするのではなく、一生懸命、誠実に生きたいと思いませんか。
ただ、時にはそれが一人では難しい場合があります。
そんな時、相談室カバサにいらして下さい。
一緒に考えましょう。
二学期に入り、数日が経ちました。
体や心の調子はどうですか?
このような時期 (長期休み明け)は、体も心もしんどくなりやすい時期です。
なので、子どもさんが不登校になりやすいのもこの時期です。
例え保育園・幼稚園や学校を数日休むことがあったとしても、そんな時は、今は体や心がエンジンをかけ、アクセルを踏もうとしているところなのだと考えましょう。
そして、前回も書きましたが、とにかく焦らず、慌てず、様子を見ながら少しずつ慣れていきましょう。
それでもどうしても心配な症状がある場合は、ぜひ相談室カバサにいらして下さい。
※初回は無料です。
2025年08月28日
夏休みも終わり、新学期ですね。
楽しかった夏休みの余韻 (よいん) を味わっていたり、逆に疲れを引きずっている人もいるかもしれません。
そして、まだまだ暑い日が続いています。
また、これから季節の変わり目に入ります。
自律神経の乱れが心配です。
心は自律神経と直結しています。
自律神経を整えるには、規則正しい生活が必要です。
具体的には、良く寝ること、バランスのとれた食事、 適度な運動、そしてストレスをためないようにすることが、心には最も重要です。
ストレスをためないようにするには、夏休みに楽しかったことを思い出しつつ、疲れを取ることも心がけましょう。
そのためには、新学期が始まったからといってあまり張り切りすぎず、焦らず、少しずつ、ゆっくり新学期に慣れていきましょう。
※初回は無料です。
2025年08月24日
今回のテーマは、心理相談とは少し異なります。
私はこのブログでは、政治的思想や宗教については極力書かないようにしているのですが、今日は、自分の46 回目の誕生日にあたって、思い切って書かせて頂きたい。 と思います。
私は子どもの頃から、毎年自分の誕生日が近づいてくると、嬉しいのと同時に、なぜか漠然とした不安や何か大きな恐ろしいものが近づいてくる感覚があり、素直に喜べずモヤモヤしていました。
それは、毎年この時期になると、テレビや新聞などで第二次世界大戦や広島・長崎に投下された原子爆弾の悲惨さについての特集が組まれ、流れているからだと思います。
戦後80年。
今では、インターネットが主流の時代。
自分の好きな情報だけを取り入れて、遠い過去の戦争の話題から目をそむけることはいくらでもできます。 また、夏休みで帰省や行楽をして家族の思い出作りをするのもいいでしょう。
ただ。
目をそむけたくてもそむけられない、いや、そむけたくても決してそむけてはならないこともあるのではないでしょうか。
そして、心の中に、何となくモヤモヤしたものを抱え続けることも時には重要だと、私は思っています。
また、夏休みで帰省や行楽をして家族の思い出作りをするのもいいでしょう。
ただ。
目をそむけたくてもそむけられない、いや、そむけたくても決してそむけてはならないこともあるのではないでしょうか。
そして、心の中に、何となくモヤモヤしたものを抱え続けることも時には重要だと、私は思っています。
とはいえ、そのモヤモヤを一人で抱えるのはつらくて苦しい作業です。
子どもの心の相談室カバサは、そのモヤモヤを一緒に抱える部屋です。
ぜひ一度、いらしてみて下さい。
※初回は無料です。
2025年08月14日
やっと雨が降りましたね。
この辺りは雨が降ったことで涼しく感じられ、暑さも小休止、、と思えますが、そうかといえば九州から東北にかけて豪雨の地域もあり、胸が痛みます。
ちょうど良く雨が降ってはくれないものかと思う今日この頃です。
さて、このような天気の急変が多い時には、体調や、それから心の調子も崩れがちです。
そしてこのような時、前回書いた「プロアクティブ」なアプローチが重要になります。
今回は、初めてカウンセリングを受ける時の準備についてお伝えします。
まず。
特に準備はいりません。
カウンセリングを受ける理由は、
何となくモヤモヤ不安。
イライラをぶつけたい。
とにかくゆっくりしたい。
じっくり考えたい。
思いっきり笑いたい。
など様々です。
カウンセラーは専門家なので、初めて来る方への対応も慣れています。
何も準備はいりませんので、「こんなことで相談に行っていいのかな?」などと考えずに、どうぞお気軽に来室して下さい。
前回、カウンセリングの意味について書きましたが、 少し説明が不十分だったように感じたので、補足説明をしたいと思います。
特に「プロアクティブな対応」とは何か、という点です。
カウンセリングは「心が病気になった人が行く場所」 と思われがちですが、実は心の定期健診のように使うことで、心の状態が重くなってしまうのを防ぐことができます。これを、「プロアクティブな対応」といいます。 つまり簡単にいうと、「プロアクティブな対応」とは 「予防」です。ただ、これは残念ながら現在の日本ではあまり重視されていません。でも本来は、とても重要なことなのです。
例えば、アメリカ、カナダ、フランス、イギリスなどの先進国では、10代のうちからカウンセリングを受けるのが一般的です。またそのことが決してマイナスなイメージではなく、むしろ「セルフケア (自己管理)ができている」というプラスのイメージでとらえられます。
子どもの心の相談室カバサでは、そのような「セルフケア(自己管理)」のお手伝いをさせて頂いています。
ぜひカバサにいらして下さい。
※初回は無料です。
2025年08月03日
今さらですが、カウンセリングに行ってもただ話を聞くだけで何もアドバイスをくれない、役に立たない、意味がない、などの声を聞くことがあります。本当にそうでしょうか。
結論から言うと、カウンセリングには、必ず意味や効果があります。
もちろん人によって程度は違いますが、多くの人に意味や効果があるといえるでしょう。
1. 気持ちを整理できる。
る。 話すことで、自分の気持ちや考えがはっきりしてく
それは、
2. ストレスが軽くなる。
誰かに話すだけで、心が少し楽になる。
3. 新しい気づきがある。
自分では見えなかった問題の原因や考え方に気づくことができる。
4. 自信や希望が持てる。
否定されずに話を聴いてもらえることで、自分を少しずつ肯定できるようになる。
5. 問題を整理し、解決のヒントが得られる。
悩みの元を見つけたり、どう向き合えばいいかがわかってくる。
などです。
ただし、1回の面談ですぐに効果が出るとは限りませ
カウンセラーとの相性や、本気で心の問題に向き合う覚悟も重要です。
一般的には少なくとも3回の面談が必要だといわれてカウンセラーとの相性や、本気で心の問題に向き合う覚悟も重要です。
一般的には少なくとも3回の面談が必要だといわれています。
カウンセリングは、一言でいうと「自分の心と向き合うための、安心できる時間」です。
この、「安心できる時間」というところが大きなポイントといえます。
なぜなら、カウンセラーは家族や友人とは違います。
カウンセラーは専門的な技術を持っていて、「安心できる時間」を作っているのです。
そして、前回も書いたように、心にはプロアクティブな対応が重要。
少しでもつらいことがあったら、それを一人で抱え込まないようにしましょう。
問題が大きくなる前に専門家であるカウンセラーに話して、一緒に考え、少しずつ前に進みましょう。
2025年07月25日
先日、7月14日に、小山仁志(こやまひとし) 長野県議会議員にお会いしてきました。
小山さんは、子育て支援に熱心に取り組んでいらっしゃる方だということは耳にしていたのですが、私は議員さんとお会いするのは初めてで緊張していました。
でも実際お会いしてみるととても気さくな方で、私が質問したこと(例えば、県内のいじめや不登校、児童・ 生徒の自殺対策など)に何でも答えて下さいました。また、私たち臨床心理士が行う心理療法や・公認心理師の活動にもとても興味を持って、話を聴いて下さいました。
お話する中で意見が一致したのは、今現在、長野県で行われている事業は、「事後対応型の支援」でそれではダメだということです。例えば、児童・生徒の自殺未遂があってからSCが学校に派遣される。でも何かあってからでは遅いのです。
本来は、先を見越して積極的な活動を行う。
「予防が大事」。
これを「プロアクティブな活動」といいます。
この点で、私たちは共感しました。
相談室カバサは、このようなプロアクティブな相談室
を目指しています。
初回は無料です。心が苦しく追い詰められてしまう前に、まずはどうぞ一度いらして下さい。
2025年07月17日
毎日暑いですね〜、、。
私は名前が「夏美」 というだけあって本来は夏が大好きなのですが、今年の夏はもうすでにパテ気味です(^^;)
まだ7月上旬なのに、
ところで、暑さで体がだるくなるように、心も夏バテします。
なんとなく気分が沈む、やる気が出ない、イライラしやすい、、、などなど。
それは心が疲れ始めているサインかもしれません。
冷房や水分補給のように、心にも涼しさと休憩を。
深呼吸をして、5分だけでも自分のための時間を。
そして、「話すだけで少し楽になった」
そんな声を多く頂きます。
い。 夏のカウンセリングは、心の水浴びだと思ってくださ
本格的な夏バテの前に、気になる時はいつでもご相談ください。
2025年07月11日
先日、ハローアニマルに行って来ました。
ハローアニマルとは、小諸市にある長野県動物愛護センターです。
私が伺った時間には、主に犬が4匹いて、ふれあいの時間が15分ありました。
チョコくん、むぎちゃん、ジャックくん、シンバくんの4匹とふれあうことができました。
私は犬が大好きで我が家でも飼っていたのですが、数年前に死んでしまいました。
アニマルセラピーという療法をご存じでしょうか。
アニマルセラピーは、動物とふれあって、元気になったり心が落ち着いたりする心理療法の一つです。
ハローアニマルには、犬だけでなく、ネコやウサギ、 ハムスターもいます。
例えば不登校のお子さんなどで動物が好きな場合は、 無理矢理学校へ行こうとするより、自分の好きな動物とふれあうことで学べることがたくさんあるかもしれませ。 ho
動物たちは、大切なことをたくさん教えてくれます。
2025年07月03日